実務の参考事例
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参考事例:顧客管理データベースの導入と運用

コンサルティング・及び要望のまとめ

依頼主は、店舗による物販経営をメインとしつつ、通信販売も営む商店経営者で、これまで購入者を「顧客情報」としてエクセルで管理していたのですが、顧客の数が多くなったことに加え、顧客への新商品お知らせなどの事業展開・サポートを考えている事と、購買層などの分析にデータベースというものを利用できないか?との相談がありました。
データベースソフトの選定にあたって、まず始めに、依頼主のソフトウェア導入負担がない、Microsoft Accessによるデータの管理を提案してみました。しかし、色々とヒアリングと相談を重ね、更に様々な利用目的を考慮した結果、ネットワークによって社内LANで社内の共有情報として活用できる、SQLデータベースシステムを導入することに決定しました。※特別な入出力アプリケーションソフトがなくても・どんなOSでも・今あなたが使っているインターネットブラウザがあれば、DBを操作管理できます。実際にウェブ上でDBを操作してみて下さい。データベース利用例サンプルを、こちらにご用意してあります。

データベースの設計と作成

依頼主はレンタルサーバーによってホームページを開設しており、同じ業者でSQLデータベースを同時に使用できることを確認しました。そのため、データベースサーバーの設置などに大きな障害はなく移行できることが予測できました。設計に関しては、始めに現行のエクセル表を拝見し、その項目に加えて、リレーショナル要素・関連項目・分類によって、最終的な設計書(項目見本)を提出しました。

設計書の作成

一人の顧客に対して、どれだけのデータ項目を用意するかを協議。「氏名」「郵便番号」「住所」「年齢」「性別」「生年月日」「購入頻度(回数)」「購入品目分類」「担当者」などを項目として用意し、データベースの設計書を作成

データベースの作成

上記設計書に従い、データベースを作成。外部から作成やテストを行い、依頼主の営業所で業務の邪魔をすることなく、作業が進行

以前の顧客データを移動

これまでにexcelで作成していたデータを移動しました。新しく設計したデータベース項目に無い情報に関しては、とりあえず空データとして了解を得て、移行作業の実施計画とスケジュールが決まりました。

フロントエンドのデザイン設計・プログラミング

データベースの操作は特別な部門に限らず、従業員全員が簡単に操作できなくてはならないという要望があったため、誰もが操作できる環境でフロントエンド(データベースの操作環境)を作成する必要がありました。

プログラミング

phpによって、データベースを一覧表示・検索・操作するホームページをプログラミングして制作。これによって、顧客情報の呼び出しや書き換えなどを、注文を処理した従業員がウェブブラウザによって簡単に行えるようにする

業務で必要なオプション

ラベル印刷に対応させるため、ODBCによってアクセスからデータベースの操作ができるように、プリンタをつなげている端末からAccessによってデータベース接続ができるように設定

運用サポート

どんなに堅牢なデータベースシステムでも、データが失われる危険が伴います。データベース操作のレクチャーと同時に、データのバックアップ保全に対する説明を、全社員に講義することになりました。また、将来的な運用サポートの事前対策とリスクマネジメントの点についても、当方にて予め手段を考えておくことにしました。

linuxによるバックアップの自動化

バックアップ自体の動作は、誰も処理を行わない毎週末早朝に、サーバーに用意されているcron(プログラム自動実行)を使用して行うようにセット

将来的な運用への信頼を付加価値に

データベース全ての設計書と設定などをドキュメントとして納品し、業者の変更などがあった際にスムースに引継ぎなどができるようにした
上記ケースでの作業@稼動日数は
事前コンサルティング:2日/施策案出等の実務準備:5日/実務作業:14日=21日稼動
交通費などの経費を除く対価は下記のようになりました。
コンサルティング料・ナレッジマネジメント料として  ¥31,500−
レンタルサーバー・データベースのセットアップ料として  ¥21,000−
データベース設計・データ移動含む構築対価として ¥105,000−
フロントエンド関連プログラミングなどの対価として  ¥73,500−
社員レクチャーなど運用サポート費として  ¥52,500−
計 ¥283,500−
(※料金はお取引内容で変わりますので、お見積もりにはお問い合わせをお願いします)

Appendix:データベース導入事案でのチェックポイントと要点

この事例に関する案件でのチェックポイントはここ!データベースを導入していない事業者の方へのヒント:データベースは、多くのデータ情報を『人が楽に管理し、ビジネスに活用できる便利なもの』です。「データベースがどのように使えるのか・自分の事業にこうすれば活かせるのではないか」を導くために、この文をクリックしてサンプルをお試し下さい。製造業・流通業・金融業・サービス業などの業種を問わず、各種業務系(市場調査業務から店舗開発業務)、リサーチやマーケティングでの分析能力や売上情報+住所姓名マスターファイルなど顧客の基本属性情報となるデータ管理、各種基幹データベース・業務支援システム・自社情報や社内マネージメントシステム(部門単位)・コンテンツ関連業務用データベースなどを取り扱います。データベースによる一元管理によって、引き合い発注から受発注、仕入れ、売り上げ、担当者や取引先、注文書や納品書、請求書等の各種帳票の発行から受注内容の分類により、統計資料を使用して営業戦略・在庫管理・経理関係までカバーするシステム構築のご提案を致します。当方では主として、LINUXまたはWindowsベースのSQLサーバーを使用した、小規模〜中規模のシステムインテグレーションとプログラミングを行っています。コンサルティングからの担当・外注管理・アウトソーシング業務請負も行っています。